コンサータ処方
結局初診から4日とたたずに再度医師のもとをおとずれました。
医師「どうですか?眠れるようになりましたか?」
私「半々です。あんまり改善している気がしません。効きすぎてるみたいで朝ふらふらするから量が多いかもしれないです。あと飲むタイミングが上手につかめないです。飲んでから眠くなった1瞬を逃したらもうダメみたいで。薬の量を半分に減らしたいから割って飲んでいいですか??」
医師「問題ないですよ。」
私「それと、、こないだ先生が勧めた薬を試してみようかと思うんです。」
医師「わかりました。この薬であなたが今抱えているいろんな問題が解決すると
思いますよ。あなたの場合は普通の人とだいぶ生活のリズムが違っていますね。
こんなリズムだと仕事が大変になりませんか?お仕事は何時からですか?」
私「大体11時からです。困るので遅い時間のスタートの仕事を選んで。今は非正規の単発の仕事をしています。子供の頃から朝が苦手でした。」
医師「あなたが今一番困っていることはなんですか??」
私「仕事が続かないことと、、あとなぜだかわからないんですが目的なく電車に
乗ってしまいます。」
医師「どういう事?具体的には?」
私「用事もないのになんとなく出かけたくなって電車にのって隣の駅まで行って降りて
その駅前を5分ほどあるいてそのまま改札を通って帰ってきたりです。駅前で5分ほど
時間をつぶすのは駅員に変だと思われないように用事がある風を装う為です。」
「自分でもなんでこんな無意味なことするのかわかりませんけど。電車は嫌いなのに。週に3、4回こんなことがあります。お金ももったいないと思うんですけど。」
「あと通勤電車でそのまま知らない場所に行ってみたい気持ちになって最終駅まで
のってしまい、そのまま電話で仕事を辞めてしまったりします。最低ですよね。」
「この後何時間も同じ場所に拘束されると思うと何かが違う。こんなことしてる場合じゃないって思ってしまうんです。頭ではきちんと職場へ行くのが正しいとわかってるんですが。何かが違うってどうしても思ってしまう。高校もそんな風でした。」
医師「えー??」(あらあらそれはそれは困ったなという風に苦笑している)
親にも話したことがない事を話せたのは恥ずかしかったとはいえ
ここが病院で相手が医師だったからです。
身内には頭がおかしいと思われたくなくて言えなかったことです。
時には親しい人のほうが却って話しにくいこともあるものです。
「こないだお話したコンサータというお薬をお渡ししますけど、朝起きてすぐに飲んでください。このお薬は脳のドーパミンに作用して注意力を改善したり気が散るのを改善します。あなたの場合は不注意が多いようですね。仕事でミスなどあるでしょう?」
私「計算が苦手で、私が入るとレジ金が合わなくなることがよくありました。だから事務の仕事にはつきません。あとはお金を扱う仕事も難しいから選びません。」
医師「とりあえず1週間分お渡ししますね。」
こうしてコンサータという薬を飲むことになったのでした。。