電気係
あさ、きょうしつにいくとでんきがついていた。
わたし、つけなおしたよ。
おかしかったよ。
これはある子供が書いた詩。
この子供はもしかすると今でもこの詩を書いた時の
気持ちを胸に抱き続けているかもしれない。
自分が世界に貢献していると感じられる事や
誰かに必要とされることなんかを。。
それが生きていく上で非常に大きな
エネルギーとなる事をなんとなく知っていて。
その「世界」は大規模である必要は多分ない。
例えば、この子供にとっての世界が
「自分の教室」だったように。
「世界」はその人にとっての定義で決まるのかもしれない。
そんな所にロマンと少しの恐れを抱く。
私は求めている。
普通の人より出来ない事が
たくさんあるとしても変わらずに求める。
誰かに必要とされ自分という存在が
必要だと認められる瞬間を求める。
頭に浮かぶ「世界」をより良くしたいと願い試行錯誤し続ける。
配慮されるだけの自分では世界を描く自由に欠ける。
そんなのはつまらない。
私は必要とされたい。
配慮なんかされるより何倍も。