コンサータを飲んでみようかと決意するまで
初診を終えて軽い睡眠薬(ゾルピデム)を貰い、その日から飲み始めた。
たしかに飲んで30分ほどで軽い眠気に襲われる。
医師の指示ではベッドに入る前にのむという事だったけど、なぜだか
私はそれが守れなかった。あれだけ待って手に入れたのに。
あれほど眠りたいとおもっていたはずだったのに。
軽い眠気が襲ってきていることを薄々感じながらもやりたい作業をしたい欲求が勝って
しまいそうこうしてるうちに薬が切れてしまう。。運よく寝つけても何だか漠然と何の解決にもなっていない気がした。
結局もらった睡眠薬をうまく使えなかった。
したいとおもう用事を切り上げて布団に入るという段階がそもそもできなかった。
前回の初診の時のことを考えていると私は不思議な感じがしていた。
(あの医師はなんだろう?私からさりげなくいろんなことを聞き出して。
私はそんなに困った顔してたかしら?)
・・・現に私は困っていました。だから
たぶん思い切り顔に出てたんでしょうね(苦笑)
20代にして転職回数は15回を超えていました。多すぎてもう覚えていません。
辞め方も突発的なものがすべて。飽きたり、つまらなく感じてしまう。
長時間この作業がつづくと思うととても耐えられなくなってしまう。
仕方なく単発のアルバイトに登録したり、夜勤の仕事を探したり、何とかして
若いうちにこの状況を変えなければと思っていました。
でも応募する仕事に履歴書を送り面接に通過しても突然気分が変わってしまう。
また別な仕事に応募。でも次の日には全く考え(職探しの基準)が変わってしまう。
自分でも自分が何を考えているのかつかめない日々。約束も気が変わってしまい
守れない。守ろうと向かっても決まった時間の電車に間に合わない。携帯を忘れて
地図が見れないから駅までついたのに目的地にたどり着けない。
そしたらと思い電話しようにも充電が0。電話番号がわからない。
ADHDの患者を数多く見ている医師には私の苦悩はありふれていて
たやすく読めたのでしょう。
今思えば私の問診票に書く字、しぐさ、初診の動機すべて彼の判断材料になっていた
のでしょう。
(そう思えるのはADHDに関して私がたくさんの本に目を通すようになってからです)
不思議な医師だけど、、私にはほかに相談できる相手はいませんでした。
しかたなく私は再度同じ病院にかかり、状況しだいでは薬を飲むことも試してみようと
思いました。
「ダメなら効果がなかったら、やめたらいいだけだから。」
自分から決意したというよりはほかに選択肢がなかったのです。。
せっぱつまっていた。。初診からわずか4日で私は再び病院を訪れます。
続く。。。(次回からはコンサータの服用について書いていきます)