初診の日 part2
さて、診察室にやっと入り、医師を前にして少し緊張するもとにかく
頭の中は「睡眠薬をさっさともらって帰りたい」と思っていた
私「眠れないんです。元気ですけど。食欲もありますけど。」
医師「そうなの??いつも何時くらいに寝てるの??」
私「大体5時とか6時です。一睡もできない日もあって困ります。死にはしないけど
やっぱり体が疲れるし。頭痛くなりますし。」
医師「そんなに遅くまで何しているの??」
私「わかりません。ただ午前0時すぎぐらいから何か色々やろうという気になって
眠れないんです。何してたと聞かれてもよく覚えていませんけど。」
「私はとにかく眠れるようにしたいんです。引っ越しとかのストレスもあると思うし。」
医師が微妙に神妙というか曇ったような表情になる。
医師「すると、夜のほうが調子がいいんですか??」
私「はい。3時とか4時とかが絶好調です。」
いきなり私のカルテにたくさんあるハンコの中から「注意欠陥多動性障害」を
とって押す医師。
私(・・・え?????・・)
医師「つまり、夜中3時とか4時とかに頭がさえてきて色々しだして眠れず困っている
という事ですね??」
私「そうです。寝なきゃと思ってもダメなんです。忙しいから。色々やりたい事があって寝れないんです。きっと夜型なんですかね?」
医師「あなたにすすめる薬があります。これを飲んだらあなたはたぶん夜眠れる
ようになります。ただあなたが睡眠薬だけほしいというなら無理にはすすめません。ただ私はあなたはADHDですからこの薬で改善すると思っています。どうするかはあなたに任せます。」
「あなたは今までの人生で忘れ物や約束ごとで苦労した経験がおありですか?」
私「まあなくはないです。ただ、、眠れればいいのでとりあえず睡眠薬だけもらえますか?できるだけ軽くて明日に響かないのがいいです。」
医師「わかりました。ではごく軽い睡眠薬だけお渡しします。あと、、、このパンフレットはどうぞ。」
私「あーはい。そしたらその処方でお願いします。
とりあえず今日は睡眠薬だけもらいます。それで眠れるようになれば色々大分よくなると思いますから。」
(うつ病というかと思いきゃ以外な線で来たわ。)
しかし私は当初の意志を通しました。どんな病名を言われても聞き入れない。
それが私のきめたかかり方でしたから。。ね。。
精神病なんて存在自体怪しい。治った話など聞いたこともないし。
存在云々もそうだし、どうせ治らないなら診断なんか何の意味もないのだし。。
しかし、のちにその意志は簡単に崩れることとなるのでした。。。
これまでの私の人生の苦労や数々の疑問がもう限界の域に達していたからです。
次回 「服薬を決意するまで・・・」
に続く。。 。。