SHIINBLOG

プロジェクトADHD ノビ子の挑戦

ADHDでも社会で上手に生きるために色々なアイデアをひたすら試すブログ。有益な情報交換の場になればいいなと思います。昨日よりもうまくいく1日に!http://www.adhd-world.com ご連絡はこちらまで!nobinobiko2@gmail.com

仕事覚えない。どうせ忘れるから。

障がい者雇用3か月。

無事に無遅刻無欠勤(インフル除く)

コンサータのおかげかなと思う。

最近発見したこと。

それは「仕事は覚えない」ほうが

むしろ全然うまくいく。

なぜかというと、、、。

 

なんでもすぐに忘れてしまう特性がやっぱりある!!

→ 今までそれで何度も痛い目にあってきました。

  一度説明されたことをミスったり、手順が飛んだり。

 

 今の会社は覚えることがとても多く。

 覚えきれないと感じました。

 その時点でもう「覚えること=やらない」と決めました。

 なぜならこれは過去の記事にも書いてますが↓

 

  自分の記憶を一切信用してないからです。

 

 ただその代わり、、

 

 「教わった仕事は何でもとにかくマニュアルにする」と決定!

 しかも、そのマニュアルはとてもわかりやすく

 だれがみてもわかるようにつくるということだけ決めました。

 「覚える」から「記録する」へ努力の方向性を変更!

 

 

 その結果。

 ほかの方に仕事を教えてほしいと突然頼まれて、、

 内心ドキドキしたときに。

 かなりこのマニュアルが役立ちました。

 なぜかというと。

 自分が「明日にはなにもかも」忘れてもわかるよう

 書いたマニュアル

 =何も知らない人や今日入社した人が

  みてもわかるものになっていたからです。

 説明するとき、、実際大して覚えていなかったけど

 全然問題なかった。みればわかったから。

 

 そして何より、、、普段の自分の業務においても!

 「記憶」とちがって楽だしミスの確率がほとんど0に!

 逆にこれがないとできないという感じにはなって

 しまっているがとくにそれで不便は感じていない。

 

 そもそも変更があったり、何年も同じ内容というわけでない

 時点で「覚える」こと自体無意味では?と感じる。

 一生その会社にいるわけでもないなら。

 

 仕事を覚えることは非常に大変なことです。

 そもそも簡単ではないです。難しい事なのです。

 次々とマルチタスクが求められたり、

 しかも新しい環境下ならなおのこと><

 たくさんのことを覚えることはとても大変

 (普通の人以上に!難しい)

 新しい人の名前、部屋の場所、スケジュール、道順など、、。

 覚えることは純粋な仕事以外にも無数にあり。

 覚え方とかが微妙に違っていたりする。

 しかもそれらが同時に起きて。

 なぜか覚えられることとそうでないことに

 ばらつきがあったりもする。

 集中力のコントロールで一杯になることだって多い。

 そんな中「覚える」ことを頑張る事は努力のわりに

 本当に報われなかったなと思う(経験談!)

 ミスしたり、忘れたり、違ってたり。

 

 だから覚えることはしない。

 そのかわり

 「記録することでは誰よりも一番になろう」と思った。

  勝負の土俵を変えるのです。

  自分は定型とちがうのだから同じ土俵には立たないよ、と。

 

 記録には何といってもMicrosoftOneNoteがおすすめです!

 OneNoteなら書いてるそばから勝手に保存!

 マーカーを引いたり、矢印をいれたり。

 ネット画面をスニッピングツールで切り取って貼ったり。

 非常に視覚的でわかりやすいマニュアルが作りやすい。

 

 忘れっぽさが普通の人よりもかなり極端な自分の場合、

 「覚える」ことよりも「記録」することにフォーカスして

 はじめて努力が報われたと感じます。

 いろいろな仕事をしてきて、、、

 「何も覚えない」と決めた今のほうが

 かえってミスなくスピーディーに仕事ができて

 評価されている不思議。。??

 

 ADHDはもしかすると

 覚えるよりもレコードすることのほうが

 やっぱり得意なのかもしれないなと。

 なぜって、、やっぱり「曖昧」が苦手だから。

 短期記憶が弱いから。

 記憶はそれ自体がそもそも曖昧なもので。

 しかし、その曖昧さを苦手とする特性は

 いろいろな場面で(意外に仕事で?)長所になります。

 

 たとえば、、、、どういうことかというと。

 ほかの人がこんなこと一々書かなくていいやって

 思う事でもなんの疑問も感じずに書こうとする所とか。

 それは悪い言い方をすれば

 「優先順位がつけられない」なんて言い方をされてしまう。

 あるいは、、「あいつは要領がわるいよね」とか。

 だけど、、仕事をしてて結構な頻度で感じるのです。

 「こんなこと」と思うことにかぎって

 後から確認がたびたび生じてくる。

 だけど、、

 「こんなこと」と「みんな」が思うから、

 だれも覚えていなかったり、記録に残っていない。

 そういう時私たちのような「曖昧が苦手な人たち」や

 「優先順位がつけられない人たち」は

 意外とそれを確認してたり記録してたりするかもしれない。

 

 何よりも

 「自分は何もかもすぐ忘れてしまう」という自覚は

 クオリティの高い記録や様々な工夫を作る原動力であり

 素質そのものです。

 

 普通の人でも忘れることはよくありますが。

 そんなとき、私たちのようなかなり切迫した立場の人間が

 生み出す工夫は一際存在感を放つでしょう。

 なぜって、、

「”人一倍忘れてしまうから人たち”がつくったから」です。

 そんな人たちが考えた工夫だから、

 普通の人にとっては「間違いない」のです。

 なぜなら最低限の値を間違いなく満たしているからです。

 完璧にミスをする人間は完璧なマニュアルを作れるのです。

 

 仕事で強みにできるADHDの特性は多分1人1人違うけど。

 ADHDの視点だからこそ気付ける仕事は

 確実にあると最近感じています。

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